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大人の科学「テオ・ヤンセンのミニビースト」

2011/01/25 14:28

 

今日は半蔵門で会計監査のプロフェッショナルの方と意見交換ランチ。
その帰りに立ち寄った山下書店で思わず手に取り買ってしまいました。

大人の科学 Vol.30 「テオ・ヤンセンのミニビースト

otonanokagaku

テオ・ヤンセンさんの展覧会を見たのは2年前。日比谷のビルの谷間のパティオでした。
風の力で動く節足動物のような構造体を作っているアーティストで現在60すぎ。
40過ぎてから創作を始めた遅咲きの方です。

会場は日比谷のビルの谷間に作られたイベント広場のテント倉庫のようなところだったのですが、作品が大きく、実際に触れて動かすことができる作品やコンプレッサーの空気で動かしてくれるものもあり、ダイナミックで
とても面白かったです。

teohibiya

人気があるようで先日もお台場に来ていたようですね。

日比谷のときはラッキーなことにアーティスト本人の説明とデモのタイミングに遭遇し、間近で作家の話に触れることもできました。解説が10分、デモが5分にもかかわらず、質疑に30分ぐらい時間を裂いて、というか、みんな質問が止まらない(笑)!

この作家の良いところはまじめに冗談みたいなことを取り込んでいて、それを軽く笑ってほしいと語っているのに観客は誰も笑わない、そんな世界観を楽しんでいるところかもしれないと思いました。

「えー、この生き物は海岸線を歩行するのがすきなのですが海に向かうと波に取り込まれておぼれてしまう。そこでこの装置は足元にたれたパイプから水分を吸い込むと心臓発作のような振動を起こし、それによって歩行方向が反転し、難を逃れるのです」

なんて感じです。

ユーチューブにいっぱい動画が出ています。

http://www.youtube.com/watch?v=WcR7U2tuNoY

会場にはサポートの男性(オランダ人)が二人いたのですが、背の高いほうのルークさんという方に話を聞いてみました。彼は元々エンジニアだったそうです が、カメラマンとして記録をとるために先生と仕事を始めたそうですが、「機構設計がわかるなら開発も手伝え」ということで、今はほとんど二人で作っている そうです。

思い出話ばかりですが、そのテオ・ヤンセンさんの作品のミニチュアが今回の大人の科学の付録です。
チャレンジできそうならレゴで鍛えた子供の実力を週末試してみようと思っています。

http://www.youtube.com/watch?v=i8KVXy-vluU

エレキギターの回は我慢して買わなかったのですが、今回のものは出来がよさそうなので大人買い(改造用と保管用を追加購入)してしまいそうです。

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【お知らせ】2月7日IABCジャパンチャプター活動説明会(参加無料)

2011/01/25 14:28

 

IABCジャパンチャプター事務局よりのお知らせです。

http://www.iabc.jp/

年初より新聞で「グローバル人材」の必要性を説く話題を見ない日は有りません。
しかしどうやってそういう人材を育成していくか、各企業とも頭を痛めているよ
うです。
IABCジャパンチャプターを始めてから耳にするのは「社内(上司)にロールモデ
ルがないから自分で行動するしかない」という若い世代の覚悟とも取れる発言で
す。もちろん経営者(上司)も新しい形を模索しています。たとえば「サーバン
ト・リーダーシップ(部下を支えるために存在するリーダー」もそのひとつの形
かもしれません。
年が開け、ワールドコンファレンスの参加登録やジャパンチャプター内での動き
も活発化してきました。ぜひご参加ください!

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━▼△▼△▼


┃ 2月7日ジャパンチャプター活動説明会(参加無料)


┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…………‥‥‥‥・・・


「IABCはどんな団体?」「ジャパンチャプターはどんな活動をしていくの?」


「ワールドカンファレンスの参加方法や様子を知りたい」「入会を検討していま


すがメリットは?」「具体的な登録方法を教えて欲しい」など、皆様の疑問にジ


ャパンチャプターのメンバーがお応えいたします。


────────────────────────────────


○日時:   2011年02月07日(月)18:20~20:40(18:10受付開始)


○場所:   T's 渋谷フラッグ ROOM 7C


http://www.tsrental.jp/location/shibuya/map.html

○会費:   無料


○募集人員: 先着40名


○参加条件: 経営、経経営企画、人事、広報・IRCSRなどの


       コーポレート・スタッフ及び企業コミュニケーション


       担当者など


○説明会概要:


       1.日本での活動内容とメンバーの紹介


         - 組織の概要と活動内容


         - メンバーのプロフィールとIABCにかける思い


         - 参加方法


       2.ワールドコンファレンス2011(サンディエゴ)紹介


         - ワールドコンファレンスの内容


         - 申し込み方法と社内稟議に向けたサポート


       3.質疑応答



* 21時より近隣レストランにて簡単な懇親会を予定しております。


  実費参加となりますが、ぜひこちらもご参加ください。



○セミナーお申し込み:以下を記入の上、下記メールアドレスにご返信ください。


  □ 社名:


  □ 部署・担当名:


  □ 名前:


  □ メール:


  □ 質問事項:


  □ 懇親会:参加の有無


  ◇ 

返信メールはこちら

折り返し参加証を発行いたします。

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姿を消すデザイン

2011/01/25 14:27

 

オフィスはどうしても乾燥しがちなのでこの時期加湿器が欠かせません。
(夏は除湿機)

通年酷使したせいもあり、お気に入りに無印の加湿器がとうとう壊れてしまいました。

週末に大手の通販サイトや価格比較サイトなどを眺めていたら、気になる「キーワード」が目に付きました。

それは

「目立たない」

というもの。

つまり、多くの人は家電製品に個性や主張を求めず、家の中で存在感がないものを「洗練されたデザイン」として欲してているのです。

ふと気になって検索してみると「任天堂Wii」、「スズキMRワゴン」、「ダイキンエアコン」など、「目立たないデザイン」に言及してる企業が少なくないのがわかります。

この傾向はウェブサイトにも確実に及んできているのではないでしょうか?
Webテクノロジーの進化によって動画やフラッシュ、外部のAPIの取り込みなど、さまざまな機能付加が行われ、多くの企業のサイトはトップヘビーでバ ナーやリンクの固まりのようになって来ました。それらをいくら「ユーザービリティ」や「アクセシビリティ」でマネージしても、それだけではもう限界のよう な気がするからです。

General Electric 」やヨーロッパの「Dow chemical 」に限らず、いくつかの大手海外企業のWebサイトは10年ぐらい前から徐々にシンプルになってきています。
すなわち、情報の最適化(棚卸しによる間引き)と内容やストーリー重視で、サイトのデザインそのものが目立たなくなってきている、ともいえます。

世の中全体が情報過多となってきている中、以下に短時間に訪問者の理解を取り付け、共感を得るかという「関係構築」を重要視している結果ともいえます。
また、使われている英語も、以前のエントリー「英語じゃなくてグロービッシュ(Globish)」で書いたように、わかりやすい表現を使うよう、気遣っている企業もよく見受けられるようになって来ました。

それが簡単なようで簡単でないのは「伝えること」よりも「伝わること」に主眼を置かなければ実現しないからかもしれません。

話を戻すと、壊れた加湿器の替わりも、やはり無印さんにすることにしました。
みていたらもうひとつ気になる商品が。

トイレットペーパー型消臭器

muji012111

面白い!思わずポチッとしてしまいました。

これも「姿を消す(目立たない)デザイン」ですね。

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私が見た阪神淡路大震災

2011/01/17 17:41

 

16年前の今日。
サラリーマンで広報部にいながらメディアリレーションとコーポレートコミュニケーション、加えてウェブサイトの運営をこそこそ始めていた頃でした。
家を出る前に見た朝のニュースではまだ詳しい様子はわからず、大きめな地震程度の認識でいましたが、会社に着き、カフェテリアのテレビに映った火の海をみて、体が凍りつきました。
本当にありえない、そんな光景でした。

当時勤めていた会社は外資系でしたが、大手の日本企業と一緒にジョイントベンチャーを始めたばかりで、兵庫県に大きな半導体工場を稼動させていました。



社名にも「神戸」がついていた会社ですから、米国本社でも「同じ地名でこれだけの大惨事になっていれば工場は壊滅的であろう」と思うのも当然でした。



実際には工場は明石の北40キロの西脇市にあり、操業こそ停止しましたが人命に関わるような大きな事故にもならなかったのは奇跡的でした。しかし中心地で5000人以上もの方が亡くなっていることを思うとその現状は想像の域を越していました。



広報としての最初の仕事は、北米をはじめとする海外の投資家や経営者などに状況を正しく伝えることでした。今のように個人が動画を撮って即Webにアッ プ、という時代ではなかったので、1週間後に本国のメディアリレーションマネージャーとアメリカの新聞記者が取材に来るということになり、アテンドで一緒 に神戸に入りました。



飛行機が旋回したとき見えた地上は、焼けて真っ黒の地域とそれ以外はブルーシートで覆われて青く染まっていたのが印象的でした。



かろうじて新神戸のそばのホテルに泊まることが出来ましたが、隣の異人館も、目の前の商店街もぼろぼろでした。私自身は取材の同行なので現地の手伝いなど は一切出来ませんでしたが、全ての人が「生きている人はとにかく復旧作業にたずさわっている」ようにうつりましたが朝からあわてず、粛々とやっている人々 の姿を見て、海外の新聞記者はとても驚いていました。


なにせ街中を抜ける時にタクシーから見た景色は、本当に海外の戦場のようだったのです。しかしテレビでみたニュース映像と現場を生で見ることの一番の違い は「臭い」だと思います。場所によっては被害が見えないようなところも有ったのですが、あの異様な臭いだけは、当時街全部を覆っていたのではないかと思い ます。



記者と本社のマネージャーは「オー」か「アー」しか言葉が出ませんでした。


半日以上、食べ物が喉を通らなかった記憶があります。



向かった工場は西脇ですから被災地とは反対方向でしたが、途中、象徴的な光景を見ました。


それは中国自動車道脇にもうもうと黒煙を上げる煙突です。なにかと訪ねたら焼却炉だったのです。


普段はきちんと分別してゴミを焼却しているのでそもそも煙の出ないハイテク焼却炉だったそうですが、今はそういう状況ではない、これによって下手をすると焼却炉の耐用年数が大幅に縮まったかもしれない、という話を聞きました。



現地に着くと、地震以来ずっと社員の安否確認などで追われていたであろう社長やスタッフの方々はそれでも暖かく出迎えてくださり、疲れた顔も見せず時間の ない中でほぼぶっつけのビデオインタビューと工場の紹介を行ってくださいました。後日談としてはこれにより大幅な株の下落も起きず、10日未満の操業停止 で済み、事なきを得たのですが、神戸の惨状はある程度(「まさに「ある程度」)復旧するのにさえ数ヶ月かかったことを思うと1泊でさっさと帰ってしまうの がとても気が引けました。



この12年、独立してから仕事で関西にずいぶんたくさんご縁をいただきました。


神戸はもう、何もなかったかのように復興しましたが、そもそも趣味のごとく献血するようになったのも、あのときのことがあったからかもしれません。数年前にふと仕事で関西に行ったときに時間が空き、何か出来ることないかと思っていたときに目の前に献血車があったからです。



今年も元気に仕事が出来ることは幸いなことです。


さらに幸いなことに年初より、仕事のことでもIABCのことでたくさん問い合わせをいただき、なかなかブログすら書けませんでした。


年初から言い訳はよくありませんが、今年も頑張ります。



よろしくおねがいいたします。

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日本経済新聞夕刊「フォーカス」に掲載されました。(フォーカスされました、ではない

2011/01/17 17:41

 

12月22日の日本経済新聞9面、「フォーカス欄」に

”広報マンの国際団体の日本支部設立に奔走”~企業の「伝える力」磨く

と題し、現在わたしが仲間と行っているIABC(International Association of Business Communicators) の紹介を掲載していただきました。

「ネットの時代」といわれつつも、コミュニケーションクライシスが顕著になり、人の気持ちが荒んでいくのは何故?と思うところがその22日のブログでしたが、実際、夕刊のコラムにもかかわらず、既知の方、この記事を見てコンタクトくださった方含めて、かなりの反響をいただき驚いています。やはり、新聞の力はまだまだ侮れないものがありますね。
また、インタビューしてくださった記者の方のまとめ方が上手でびっくりしました。「短く的確に伝える」こと、これまた一番難しいことでもあります。

20101222nikkei

*著作権の関係でぼかしてあります。記事参照されたい方はぜひオフィスに遊びに来てください。記事以上に詳しくご説明いたします。

実際、IABCのジャパンチャプターはまだ立ち上がったばかりで本格的な活動は来年からとなりますが、多くの方、特に30代前後の若い世代の方々が「何か出来そうだ」という期待でコンタクトしてきてくださっているのが嬉しいです。
そもそも、時代の変化に対応するため職能や職域を越えてビジネスの課題を解決していこう、というのがIABCの主旨のひとつでもありますので、「何をしてくれるの?」ではなく「何が出来るだろう?」というメンタリティは可能性が広がります。

世の中は「ジャパンパッシング(通過)」から「eX-Japan(日本以外)」とすらささやかれるようになって来ています。もう一度日本企業やそのサービス、そこで働く人の良さを「伝える力」を磨いていきたい、と、そんな気持ちでいます。

記事が出た日は自宅に帰ると、子供たちから
「パパ、一体何やったの?歌舞伎役者殴ったとか?」
などと揶揄されましたが、普段裏方として企業や団体のパブリックリレーションのお手伝いをしている身として、自分が出るのは、やはり少し変な気分です。
来年はこの場から飛び出した日本の個性を世界のメディアやカンファレンスで取り上げてもらえるようにしていきたいと思います。

*IABCジャパンチャプターの活動については以下のサイトをご参照ください。
http://www.iabc.jp/

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企業のグローバル化とグローバル人材

2010/12/22 14:23

 

近年、社内の公用語を英語にする日本の会社が話題になってきましたが、いまだに懐疑的だったり、格好付けているだけではないのか、とか、それを先導しているリーダーの英語力を揶揄する人さえもいます。

そう思われる方のいらっしゃる会社は、まだビジネス環境の変化が顕在化していないのかもしれません。
自分の仕事にその実感がなければ英語化の意義やそれで生じる生産性の低下に疑問が出るのはあたりまえのことです。

しかし変化が起きてからでは遅い、というのが彼らのメッセージなのではないでしょうか?今このようなことを始める会社は、近い将来大きな変化が来ても(起 こしても)対応できることを考えているとしか思えません。むしろ変化を自ら起こし、対応できる会社となり、それだけが自分たちが生き残れる術だと信じてい るかのように感じます。なぜならこの問題は単に公用語だけのことではなく、言語の意識化にあるコンテキストの共有にあるからです。

英語に関してはいくつかのエピソードがあります。

20数年前に、会社の事業内容もロクに知らずに外資系の企業に就職しました。
その会社のことを知る手がかりは大学の研究室に送られてきた会社案内のパンフレットだけでした。
本当は一番行きたかった自動車会社に人事面接で落ちてしまい、教授からは「そこに来ているDMの中から選びなさい」と言われて選んだ会社でした。今にして思えば何とのんびりしたことでしょう。
大して出来の良い学生ではなかったにもかかわらず、マネージャーはよく私を採用してくださったものだと思います。
もし自分が今の時代で就職活動をしていたらどうなっていただろう、と考えることもよくあります。

入社して驚いたことは、それぞれの部署にネットワーク端末と呼ばれるコンピューターがあり、世界中のオフィスとつながっていたことです。
アメリカやヨーロッパの事務所からメールが来ると隣にあるインパクトプリンターがギャーギャーとうなり、蛇腹に折り畳まれたカーボンコピーペーパー(電子メールのCCの出自)が繰り出されていきます。

朝、オフィスの自分の席に着くと自分が読んでおくべきメールのコピーを秘書の方が置いておいてくださっていたのです。
英語で仕事をするなんて当たり前ですが初めてのことですし、入社してからしばらくは正確に理解しようと、午後3時ぐらいまでずっと辞書を引きながらメール を読んでいて直属の上司に「何やってるの?お前の仕事は翻訳ではなく創造することや表現することだろう」と怒られたこともありました。
基本的には日本人だけのデザインチームでしたが、ひとたび外国人の仕事仲間がやってきたらミーティングもランチも、全て英語になりました。

気がつけばそれが当たり前の職場でずっとやってきました。
いつ英語を勉強したの?ともよく聞かれますが、私自身は英語の習得というよりも仕事(デザイン)を理解したい、理解してもらいたい、と、それだけの日々だったのです。
ある時期、仕事に使う固有名詞を書き出して単語帳を作ったことがありますが、それは300語程度でした。あとはいくつかの動詞と形容詞、そして意思表示さえ出来れば会話は成立しました。
一番面白かったのは8カ国ぐらいの人間が集まって会議をしたとき、一番コンテキストを共有できなかったのが本国のアメリカ人だったというこもありました。
http://crossmedia.keikai.topblog.jp/blog/110/10020815.html

時間はかかりましたが少なくとも海外の仲間と働くことに何のストレスも感じなくなれたのは本当にラッキーなことでした。

独立してからもエピソードがあります。
数年前に海外企業に買収され、一夜にして外資系になった企業から問い合わせをいただいたこともあります。買った会社は、これからは自社のイントラネット (当然全て英語)を使え、と言ってくる訳です。しかし日本の会社で働く社員の3分の2は業務で英語を使う日常を経験したことが無い人たちでした。問い合わ せはそのイントラネットの統合の話でしたが、現実的にはツールだけで解決できる話ではありません。わたしの提案は先ず広報部を再編して本社とのコミュニ ケーションをブリッジ(橋渡し)させるチームとそのプロセス作りでした。メンバーには社長室の方にも加わっていただきました。やはりコンテンツ(内容)だ けではなく、コンテキスト(文脈や思い)を伝えるプロセスがなければ「もう言ってあるからね」ではコミュニケーションにならなかったのです。


公用語の問題だけではなく、今後企業の中でコミュニケーションに関わる部門や担当の役割は非常に重要になってきます。
なぜなら冒頭の例のように経営者の方が「変化対応して企業が成長していくためにはコミュニケーションが重要だ」ということに気付き始めているからです。

しかし今、このことに気付いているの会社の多くは不祥事や事故で失敗をしたり(悪いことではないですが)買収されたり、会社を取り巻く環境に大きな変化が現れていたりするところばかりです。逆に言えばそういう会社だからこそアクションが早いのかもしれませんね。

今年、IABCという団体の日本支部をスタートさせました。
幸いなことに同年代の経験の豊富な、意識の高い共感者が何人もコアメンバーとして集まってくださいました。
しかし驚いたのは逆に参加に興味を持ってくれた若い方から感じる「焦燥感」です。
今の会社や社会のペースでは遅いのではないか?と感じている方が現れ始めたのはとても有望な兆しだと思います。
今年は慎重に「仕込み」を行ってきました。来年は年明けから色々とアクションをとる予定です。

ご興味をいただける方はお気軽にご連絡ください。
http://www.iabc.jp/

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デジタルツールで「ひととつながる」のは錯覚

2010/12/22 14:23

 

昨今、「考えない技術」で注目を浴びている若い住職の小池龍之介さんが、一昨日の日本経済新聞のコラム「領空侵犯」でとても興味深い発言をされていて考えさせられるものがありました。

日本経済新聞電子版を講読されている方はこちらから読めます。

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◇    ◇    ◇    ◇    ◇    ◇

「デジタルツールを通して人と人がつながると言われますが、それは錯覚だ」とおっしゃるのです。
インタビューの概要は以下の通りです。

ネット空間の情報の海の中で誰もが共通して強い関心を抱くものは「自分の所在」。

自分が人からどう扱われているか、大事にしたいと思われているか、凄く気になるのです。

人は他人から認められたいと思う存在なので自分あてのメッセージが生存に役立つ情報だと錯覚されています。
とくにネットではすぐに返事が返ってくることが確認できるのでそのスピードが脳にポジティブなマークを残す。
そこに問題があり逆の状況(すぐに返事が来ない)と不安、不信感や怒りが生じやすくなる。

ネットへの依存が高まると、バーチャルな情報処理量が増え、心の負担が高まり、心が現実とドンドンと離れて行く。
ちっぽけな快感を求め、絶えず情報端末にアクセスするようになる。
ドーパミンによる一瞬の快楽も、依存が高まれば制御できなくなる。

つながりが欲しいという事は、裏を返せばみんな寂しいという事。寂しさが商売のネタになっている。
情報ツールと距離を置かないと、人は現実の身体感覚を忘れ言語だけであれこれ考える『脳内生活』となってしまう。

◇    ◇    ◇    ◇    ◇    ◇

確かに情報ツールやネットによって今まで知りえなかった情報を得たり、人との縁を得たり、ビジネスのチャンスが広がったりします。
反面、そこで得た縁や情報を活かすことがどんどん下手になってきている気がします。
ある制作会社のプロデューサーは、物心ついた頃からネットやIT機器に囲まれて育った若い人たちには生活体験が乏しい人が増えてきていて、提案力が弱くお客様に感動や共感を与えられないのでコンペで勝てなくなってきた、と悩んでいました。

人を理解する、共感する、感動する。これらは常に育んでいないと上記のような魔の誘いに囲まれている世の中では簡単に低下してしまうものなのかもしれません。

私の子供たちはバレエやサッカーなど自分がやりたいということをやらせています。もちろんゲームも好きですが、スポーツや表現芸術は出来ること、出来ない こと、出来るようになること、その理由がとてもわかりやすく楽しそうです。反面、小学校ではゲームやメールのやり取り、携帯での話題の共有がないと仲間は ずれになる風潮すらあるようで、自分に熱中できるものがない子供は小池さんのおっしゃるような「寂しい脳内生活」にあっという間に取り込まれてしまってい ます。

ITを駆使して仕事をしている感の強い高城剛さんがかつて「クリエイティビティは移動距離に比例する」と言っていたのがいまだに印象に強く残っています。実際に動く、会いに行く、見てみることが加わって始めて強靭なアイディアが生まれる、ということなのでしょう。

「Real Me」を忘れないように。自分も、家族も、友人も、仕事仲間も。
来年も自分から積極的に動いて、感動指数を養い、「寂しい脳内生活」に陥らないように気をつけようと思いました。
良いタイミングで良い教えをいただきました。

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サントリーミュージアム天保山

2010/12/21 09:31

 

最近、セミナーだけでなく、地方のお客様からお仕事の契約をいただくことが増えました。

時間があれば地元のお店を覗いたり、神社仏閣をお参りしたりしていますが、美術館めぐりも欠かせません。

大阪のサントリーミュージアム天保山は安藤忠雄さんの建築で、海側に大きく開かれた窓はその景色だけですでにアートになっています。
2年前に初めて行く機会がありましたが、そのときはブラウンのディーターラムス展でした。
http://crossmedia.keikai.topblog.jp/blog/103/10011938.html

また今年は大阪のお客様に恵まれたので行かなくちゃ、と思っていたら、何と今年いっぱいで休館になってしまうとの事。しかも最後の展覧会は今まで集めてきたポスターコレクションのお蔵だし。
http://www.suntory.co.jp/culture/smt/about/index.html

http://www.suntory.co.jp/culture/smt/gallery/

ということで先日、2時間程度のわずかな時間でしたが、もう一度見てくることが出来ました。
古いポスターはシルクスクリーンやリトグラフもありますが、インクの宿命でもある色あせや退色がない、本当にコンディションの良い物をたくさん見ることが出来ました。

ミロやカンディンスキーなど「画家」として有名な作家も初期にはずいぶん仕事でポスターなどに関わっていた事もよく理解できましたし、画集やポストカード で見慣れている作品も実際の色味が違うこともわかります。一番驚いたのがミュッシャの作品がすごく大きいことでした。しかし大きくても細部がとても緻密で した。
対照的にバウハウスのポスターはシンプルでいて絶妙なバランス。これならオフィスに飾りたいなあ、と思うのですがリプロのポスターは紙の色(質感)が違うのです。

tenpozan1

休館の理由は色々あるのでしょうがとても残念です。
ミュージアムショップでは過去の展覧会の図録が安く売られていたので数冊買い込んで帰路につきました。

tenpozan2
最後のポスターを作成された柳原良平さんのオリジナルも飾られていました。

最終展示は今週いっぱい、26日までです。

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日経パソコンが恒例の「企業サイトランキング2010」を見送ったワケ

2010/12/01 16:24

 

セミナーでもよくいただく質問のひとつに「日経パソコンの企業サイトランキング」があります。


「昨年に比べて順位がはなはだしく落ちたことで上司から叱責された」
「競合企業に対してどのような対応をすれば挽回できるのか?」

もちろん企業サイトはステークホルダー(お客様)との関係構築を図るコミュニケーションを行うものですので、ランキングを競うことだけが全てではありません。

しかし長年ウェブを見ていると、このようなサイト評価はいくつか現れては消えており、3年以上継続してやられているのは本の一握りです(企業サイト、IR、ブランドなど)。

日経パソコンのランキングの面白いところは時代の要請によって2年程度できちんと評価指標の内容を変更しているところです。そういう意味では指標が変化した年と前年をそのまま比較するのは多少無理があるのかもしれません。

通年、秋口になると発表されるこのランキングが、今年は発表されないので不思議に思い、ネットに詳しい友人に聞いて廻っていたのですが、なかなか的を得た回答がもらえず、ならば、ということで直接編集部の方に問い合わせをしてみました。

お返事はものの数時間でいただけました。さすが!
どうもありがとうございました。

以下、簡単にまとめてみました。
*********************
2010年8月に、Webページのアクセシビリティ対策の基準である「JIS 8341-3」が改定になり、企業サイトが順守すべき基準が改定になりました。今後、多くの企業が新規格(JIS8341-3:2010)への対応を進めるものと思われます。

2010年の春から夏にかけては、以下の企業が混在している状況でした。
(1)いち早く新JISに対応すべく、新JISの原案を基にサイト見直しを
進めていた企業
(2)新JISの公表を待って、サイト見直しに着手した企業
(3)新JISへの対応を、当面は想定していない企業

こうした時期に企業サイトランキングの調査を実施すると、調査期間中にサイトが大きく変わる企業が多く出てしまいます。また、新JISの内容が原案から変 わる可能性があったため、通常のように春から夏にかけて調査を実施すると調査基準と新JISの内容が大きくかい離する危険性がありました。こうしたことか ら、2010年は企業サイトランキング調査の実施を見送りました。

現在、新JISの内容を盛り込んだ新しい企業サイトランキング調査を実施できないか編集部で検討中です。この結果を踏まえて、2011年以降の調査について方針を決めたいと考えています。
どうかご理解いただきますようお願い申し上げます。

今後とも「日経パソコン」ならびに、弊社の刊行物をどうぞよろしくお願い申し上げます。

日経BP社
*********************

なるほどです!

この「JIS X 8341-3:2010」については、ウェブアクセシビリティ基盤委員会のサイトにも詳しい解説がでています。

2010 ウェブアクセシビリティ基盤委員会
http://www.ciaj.or.jp/access/web/docs/jis2010/

また、富士通が用意する「WebInspector(ウェブインスペクター)」(ウェブサイトのアクセシビリティを診断するソフトウェア)のウェブサイトにも対応についてのQAが掲載されています。

http://jp.fujitsu.com/about/design/ud/assistance/webinspector/

ご参照ください。

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手のうちの小宇宙~佐藤透「コアガラス」展

2010/11/12 21:50

 

今週セミナーでお世話になった銀座の共同PRさんのオフィスビルの1階に「ギャラリー田中」という、素敵なギャラリーがあります。

いつも素通りできず足を止めることが多いのですが、今回も引き込まれてしまいました。

佐藤透さんという、奇しくも同い年の作家さんのコアガラスの展覧会でしたがなかなか素敵でした。

日本人好みのする、まさに「景色」が存在する繊細な作品ばかりでした。


手間や価値から考えれば、決して高くないものですが、一見で手を出すことはさすがにはばかれました。



実はバンクーバーにカナダ人の吹きガラスのアーティストの友人がおり、コレクターではありませんが彼の作品を6本ほど持っています。


会いに行ったときにやってみろといわれましたが、吹きガラスは全身で踊るようにガラスと関わるものなので、もちろん形にすることすら出来ませんでした。



たまたまお客様の切れ目だったため、作家の田中さんと少しお話をさせていただきましたが、件の吹きガラスの話をすると、



「吹きガラスが【動】だとすれば、コアガラスが製法も表現も対極で、まさに【静】」


とおっしゃっていました。



ちなみに「絵付け」された模様も、全てガラスの細い色棒の加工でなされています。いわゆる「絵の具の絵付け→焼き入れ」ではありません。



展覧会は明日13日まで。


もし近所でお時間のある方は、見に行かれてはいかがでしょうか?



佐藤透「コアガラス」展
http://marblepocket.com/blog/index.php?/archives/339-unknown.html

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